2014年1月14日火曜日

かなり遅れてのご挨拶となりましたが、あけましておめでとうございます。
本年も、きもの初心者のためのきもの初心者による当ブログ『男着-danchaku-』をよろしくお願いします。


今年の着物初めは妻実家の近くにある筑波山神社への初詣。
妻子は義母の手を借りて朝からずっと髪や化粧に着付けなどの準備でドタバタ。
娘も長い時間拘束されていましたが、十三詣りの時のような重装備ではないぶん、いくらか気楽に構えられたようです。

その間、僕はのんびり箱根駅伝を観戦しながら、みかんなどを食べていました。
女衆から「もうすぐ終わるよー」と声のかかった昼下がり、ようやく腰を上げてさっと5分で着付け終了です。


繰り返しますが、女着物に比べれば、ほんと男着物の着付けはラクですよ。
かつては2倍か3倍ラク、という表現でしたけど、今は10倍20倍ラクと言っても過言ではないと思います。
ハードル高いのは最初の一歩だけなので、興味ある人はみんなが取り組むべきです。このブログの過去ログ読んで。(笑)


神社にはちらほら着物を着ている人がいましたが、多くは女性で、男性は片手で数えられる程度でした。
ですから親子揃って着ているという組み合わせはすごく目立つようで、すごく好意的な視線を感じましたよ。
主に年配のかたからお声をかけていただくことが多かったですが、写真を撮ってくれた登山帰りの若い一団も「すごくかっこいいですね」と褒めてくださいました。

着物での外出は、最初は照れくさいですが、今は見られることが気持ちいですね。
一昨年10月から着始めましたが、二年目にして、ほぼ全部が好意的視線と反応であり、一度も嫌な思いはしていません。
老若男女に受け入れられるコスプレのようなもの。見られてナンボです。

なお、去年の後半から、僕はかなりの頻度で写真のポリエステルの着物を選んで着ています。
寒くなるとともに厚着になるため、その際、滑りがいいので動きやすいということが理由のひとつ。もうひとつは、少しくらい汚れてもサブンと洗えるし、値段が安いので気楽ということです。
ですから飲食のある場は最近はほぼこの着物です。飲み会に着て行ってビールをこぼしたこともありますし、気づかないところで食べ物の汁が飛び跳ねていることも多分あると思います。

男着物は、かつて贅沢な色を使えなかったという歴史的事情から薄暗い色の物が多いです。
気軽に食事したりする日用生活で慣れたいのならば、濃紺の、特に汚れが目立ちにくいものを選ぶといいですね。

昼ごはん食べてないので今回は屋台のものを色々頂きましたが、こういう場では立ち食いや不安定なポジションでの食事が多いのでなおさらです。


年末年始は忙しくてなかなか着る機会がありませんでしたが、年の始を家族で着物とともに迎えられて嬉しいです。


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