2013年8月26日月曜日

 今回紹介するお店は、以前、着付け会で知り合った中村さんが今年オープンしたゆめこもんさんです。
場所は吉祥寺駅の南、マルイ西横の道をもう一本西に入った閑静な住宅街にあります。


白壁のゆとりある店内は、着物屋というよりもアパレルのセレクトショップ。
価格帯も非常に手頃で、玄人向けの高級品ではなく、誰でも手が届くようなエントリーモデルや現代風に着こなしをアレンジできそうな小物を中心に揃えています。



男性ものは敢えて安価で扱いやすいポリエステル(6000円くらい)が並び、つるしの浴衣とあわせても1万円台なかば。通常のアパレル浴衣よりもだいぶ安く購入できます。
浴衣シーズンが終えたら、今後はリサイクル品も増やしていくとのこと。


その理由は、着物に興味を持った若い人に最初に訪れて手軽に味わってほしいという、当ブログと非常に近い方針だからです。

中村さんも長く呉服屋に勤めたとかではなく、趣味が高じて開いたお店なので、初心者目線でお話しでき、また、奥様も浴衣の着付けから勉強しているということなので、我々素人としてはとても入っていきやすい雰囲気。

お邪魔した際は、同じ目線で素人着物の話に花を咲かせることができました。

そのなかで、中村さんに、超初心者用として着物一式を最低限価格で揃えるといくらくらいでできそうか、を尋ねたところ「リサイクル品を織り交ぜれば、男性で1万円、女性で2万円」ということでした。
骨董市での入手などを除く通常店舗での販売だと、長着・襦袢・帯・足袋・雪駄で1万円というのはかなりタイトな数字だと思いますが、もしも実現できたらすごいことです。
もしめどが付いたら初心者用に「danchakuセット」などを企画提案できないかな(笑)

中村さん曰く「今までの着物屋とちがった個性的で楽しい店にしたい」ということで、拙作着物女性作品『和美-wabi-』シリーズのポストカードを飾ってもらうことにしました。
ちょこっとですが在庫も預けてきたのでご希望に応じて販売してもらえます。

「着物に興味があってちょっと実物を見てみたい」あるいは「着物のイラストでも見てみようかな」と思ったら、吉祥寺のお買い物ついでにぜひ立ち寄ってみてください。
「柴山さんのブログを見て」とお伝えいただければ、中村さんも得心してくれます。

裾野広く着物を楽しめる文化を作りたいという点で合意しているので、これからのお付き合いが楽しみです!


【ゆめこもん】
営業:11:00-19:00(水曜定休)
電話:0422-41-0321
所在:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-15-16
http://yumecomon.com/