2013年7月20日土曜日

 今日は足立の花火大会。
東京のシーズン最早の花火であり、我が家は廊下から見える贅沢なロケーションであります。


例年は娘の友達家族を呼んでの見物会(という名の宴会)を行うのですが、今年は愛犬一号の病気と二号の手術後ということで家族だけで穏やかに観ることにしました。
そんな様子を浴衣で冷やかしつつ、開演を待ちます。


せっかくなので、妻子ともに家族揃っての浴衣着用。
娘の帯前のリボン結びのようなアレンジは、以前着付け教室で教わったものです。


そしていよいよ開幕。
浴衣を着て、眼前での大輪と爆音とビール。
これぞ日本の夏ですね。


花火の写真を撮る妻の姿を撮ったので、おまけに載せておきます。


さて、この日は当然ですが普段に比べて浴衣を着た人の率が飛躍的に高まりました。
反面、道行く男浴衣の人々を見ていると、着付けや浴衣選びにおいて気になった点も多かったです。

ダントツに多いのは帯の結び方が適当な状態。
帯は男性着物の一番のハードル(といってもYouTube観れば簡単)なので仕方ないといえば仕方ないのですが、明らかに「解んなくなっちゃったから小間結びに」という人があちこちにいました。
その場合は硬い角帯ではなく柔らかい兵児帯を使うほうが自然になります。
最初から形が作られていてマジックテープで留める作り帯でもいいですね。
また、傾向的にみんな帯の位置が高いので、これをもっと下まで下ろしたほうがかっこいいですね。

最近足の長い人が多いので、腰が高いだけなのかもしれませんが。
(それはそれでうらやましい)

帯に次いで多かったのは丈の高さが合ってない状態です。
浴衣の丈はくるぶしの上端程度までが最適なのですが、ふくらはぎまで上がっちゃってる人など、短すぎる人をたくさん見ました。

最近はポリエステルでもかっこいい浴衣が増えていて、モノはみんなしっかりしているのにもったいなかったです。

こういうお祭りでの指摘は野暮かもしれませんが、花火大会での浴衣というのは一種のドレスコードのようなもので、普段着物を着ない人も興味をもてるいい機会です。
もし今シーズンに着る機会があれば、このへんを意識してバッチリきめていきましょう!